「ヒロシマと音楽」
名古屋大学の紀要『JunCture : 超域的日本文化研究』第14号に寄稿しました。 タイトルは、「体験記にみる原爆の『音』」です。 今号の特集テーマが「音/声の文化史」とのことで投稿する運びとなりました。今回はこれまでのように作品を対象にしたものではな…
企画展「音楽から伝えるヒロシマ」が、7月9日から3ヶ月にわたって広島市立中央図書館で開催されることになりました。 関連企画として、私は8月21日(日)に「ヒロシマの音楽」をテーマにした講演を行います。 また、展示の方では、2013年に製作したドキュメ…
E. アールトネン(Wikidataより) ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は、音楽界にもさまざまな形で影響を与え続けています。プーチン支持を表明していた音楽家の「追放」から始まり、ロシア音楽や音楽家のボイコットを呼びかける「文化的制裁」など。第一…
*竹西正志『哀傷I』(音楽之友社、出版年不明)より 先日、「戦争と音楽」をテーマにした大学の講義の中で、被爆者でもある作曲家の竹西正志さんのピアノ作品《哀傷 I》を自宅で聞いてもらい、音楽を通して感じたことや考えたことなどを短いレポートとして…
古関裕而が曲付けをし、被爆の翌年に発表された《歌謡ひろしま》については、当時の新聞記事以外の資料が一切見つからず、古関裕而記念館もその存在を知らない「幻の曲」となっていました。けれども、曲を覚えていた方(当時は広島市外在住)が、テープに吹…
久しぶりに「ヒロシマと音楽」委員会所蔵のデータベースを更新しました。このデータベースは、「ヒロシマ」を題材にした、あるいは「ヒロシマ」に関わる音楽作品情報をデータベース化したものです。 1995年に「ヒロシマと音楽」実行委員会(その後「ヒロシマ…