音の記憶

written by Yumi Notohara

セント・オーバンズ大聖堂とロバート・フェアファクス

『メルキュール・デザール』3月15日号では、セント・オーバンズの街にある大聖堂と、そこでオルガニストを務めていたイギリス・ルネサンス初期を代表する作曲家、ロバート・フェアファクスについて書きました。

セント・オーバンズは、ロンドンの北西約30キロ余りに位置し、古代ローマ時代に建設されたというイギリス屈指の歴史をもつ街です。シンボルとなるのは、イギリスで最初に殉教したキリスト教徒と言われる聖アルバヌスの処刑の地に建つセント・オーバンズ大聖堂。8世紀末に建立されたようですが、現在の建物はその後、アングロ・サクソン時代、ノルマン時代と異なる建築様式が混合したものになっているとのことです。

小高い丘に聳えるセント・オーバンズ大聖堂

雪の日の大聖堂

大聖堂近くのポスト(クリスマス前)

なお、イギリスではクリスマス前の1ヶ月ほど、チャリティーの一環でポストの上に様々な手編みのオブジェが飾られていたのですが、大聖堂近くのポストでは、なんとこの聖堂を模した手編みの帽子が被せられていました。上記の写真は、イギリスが寒波に見舞われ大雪になった時に撮影したもの。雪が薄ら積もってとても素敵でした。

 

この大聖堂とフェアファクスに関する記事については、下記をご覧ください。

mercuredesarts.com