音の記憶

written by Yumi Notohara

2023-01-01から1年間の記事一覧

音楽の力?:ロンドンのヘンデル

ウェストミンスター寺院内のヘンデルの墓碑 『メルキュール・デザール』4月15日号の「イギリス探訪記」では、「音楽の力?:ロンドンのヘンデル」と題して書きました。 メイフェアにあるヘンデルの家(現在は休館中) 毎年恒例のヘンデル音楽祭の公演を取り…

研究論文「体験記にみる原爆の『音』」掲載のお知らせ

名古屋大学の紀要『JunCture : 超域的日本文化研究』第14号に寄稿しました。 タイトルは、「体験記にみる原爆の『音』」です。 今号の特集テーマが「音/声の文化史」とのことで投稿する運びとなりました。今回はこれまでのように作品を対象にしたものではな…

「音楽は『戦い』をいかに表現してきたか」受講生発表レポートが紀要論文に

2021年度前期に私が2つの大学で行った講義「音楽は『戦い』をいかに表現してきたか」の中で、講義最終回で行われた受講生による発表(レポート)の一つが、名古屋大学の紀要『JunCture:超越的日本文化研究14』に掲載されました! 掲載されたのは、坂井威…

セント・オーバンズ大聖堂とロバート・フェアファクス

『メルキュール・デザール』3月15日号では、セント・オーバンズの街にある大聖堂と、そこでオルガニストを務めていたイギリス・ルネサンス初期を代表する作曲家、ロバート・フェアファクスについて書きました。 セント・オーバンズは、ロンドンの北西約30キ…

国立ホロコーストメモリアル博物館(ワシントン)

国立ホロコーストメモリアル博物館(ワシントン) ワシントンでは、国立ホロコーストメモリアル博物館も訪れました。海外に行った際、時間があるときは戦争関連の博物館も訪れるようにしていますが、私がこれまで欧米で見た戦争博物館の中では、その展示方法…

プランゲ文庫

プランゲ文庫の入り口 プランゲ文庫を訪問しました。ワシントン近郊にあるメリーランド大学の図書館が所有するこのコレクションは、第二次世界大戦後の連合国軍占領下において、検閲目的のために集められた日本国内ほぼ全ての出版物からなるという貴重なもの…

「英国探訪記」続報

前回10月の投稿から久しぶりの投稿となりました。この4ヶ月の間に書いたものについては、少しずつアップしていきます。 とりあえず、毎月1回の予定で『メルキュール・デザール』に寄稿している「英国探訪記」の一覧を下記に掲載します。なお、2023年1月号…