音の記憶

written by Yumi Notohara

研究論文「体験記にみる原爆の『音』」掲載のお知らせ

名古屋大学の紀要『JunCture : 超域的日本文化研究』第14号に寄稿しました。
タイトルは、「体験記にみる原爆の『音』」です。
 
今号の特集テーマが「音/声の文化史」とのことで投稿する運びとなりました。今回はこれまでのように作品を対象にしたものではなく、原爆の「音」に焦点を当てています。
 
ちなみに、今回考察の対象とした『原爆体験記』については、「占領政策により世に出せなかった」と前書きに書かれるとともに、「占領軍によって配布禁止に処された」と大江健三郎さんによるあとがきにもありますが、ワシントンのプランゲ文庫で確認してもらったところ、コレクションには無いとのことでした。プレスコードの実態については、今後さらなる調査が求められそうです。
 
なお、論文は下記よりダウンロードしてご覧いただけます。