音の記憶

written by Yumi Notohara

イギリス生活

音楽の力?:ロンドンのヘンデル

ウェストミンスター寺院内のヘンデルの墓碑 『メルキュール・デザール』4月15日号の「イギリス探訪記」では、「音楽の力?:ロンドンのヘンデル」と題して書きました。 メイフェアにあるヘンデルの家(現在は休館中) 毎年恒例のヘンデル音楽祭の公演を取り…

セント・オーバンズ大聖堂とロバート・フェアファクス

『メルキュール・デザール』3月15日号では、セント・オーバンズの街にある大聖堂と、そこでオルガニストを務めていたイギリス・ルネサンス初期を代表する作曲家、ロバート・フェアファクスについて書きました。 セント・オーバンズは、ロンドンの北西約30キ…

イギリスのチャリティー・ショップ〜「慈善活動」としての音楽への示唆〜

チャリティ・ショップで購入した品々 9月末にようやく見つけたフラットに移り、こちらでの生活がいよいよ始まりましたが、日本からは最低限の服や化粧品、本などしか持参しておらず、全てイチから揃えることになりました。 そこで活用しようと思ったのですが…

連載「イギリス探訪記」の始まり

ウェブ音楽批評誌『メルキュール・デザール』にて、連載「イギリス探訪記」を書かせていただくことになりました。これから来年9月までの約1年間、イギリスでの体験をもとに新たに気づいたこと、感じたことを書いていきます。あくまで自己流の解釈、視点によ…

もう一つのロンドン滞在記

下記でもロンドン滞在記を書いています。 ongakugaku.hatenablog.com

ヘンデルの《メサイア》ゆかりの地

ロンドンにあるヘンデルゆかりの地を訪ねてきました。当初は「ヘンデル・ハウス博物館」に行く予定でしたが、来春まで休館中とのことだったので、ヘンデルが繰り返し慈善コンサートを開き、《メサイア》が毎年演奏されていたという捨子養育院の跡地へ。もち…

女王崩御の報を受けて

9月8日の夕方、BBC Promsでのネゼ=セガン指揮、フィラデルフィア管弦楽団による演奏会に臨むべく、裏手にあるインペリアル・カレッジのカフェでくつろいでいたところ、お店のテレビでエリザベス女王逝去のニュースが流れているのに気づきました。急いでカフ…

ロンドンでの研究/音楽鑑賞生活の始まり

King's College London, The Maughan Library 9月1日より1年間、イギリスのKing's College Londonにて客員研究員をすることになりました。ロンドンに来るまで道のりは長かったですが(コロナと戦争の勃発により、予約していた飛行機の運休や変更が相次い…